
この記事では、ビットコインの価格推移を振り返りながら、2030年までの将来性と専門家の価格予想を紹介します。
「今さら遅い?」「本当に上がるの?」という疑問に、事実ベースでお答えしますね。
この記事の内容
- 10年で約400倍?ビットコインの価格推移
- 暴落しても復活してきた理由
- 「2030年に1億円超え」専門家の予想とその根拠
- 知っておくべきリスクと始め方
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ビットコインの価格推移|10年で何倍になった?
まずは過去の値動きを振り返ってみましょう。

| 年 | 価格(年末) | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2015年 | 約3.5万円 | 黎明期、知る人ぞ知る存在 |
| 2017年 | 約150万円 | 仮想通貨バブル、CMで話題に |
| 2018年 | 約40万円 | バブル崩壊、約73%下落 |
| 2020年 | 約300万円 | コロナ後の金融緩和で急騰 |
| 2021年 | 約550万円 | 過去最高値更新 |
| 2022年 | 約220万円 | 世界的な利上げで約65%下落 |
| 2024年 | 約1,500万円 | 米国でビットコインETF承認 |
| 2025年 | 約1,400万円〜 | 過去最高値を更新中 |
暴落は何度もあった|でも毎回復活している
ビットコインはこれまで何度も「終わった」と言われてきました。
過去の主な暴落
- 2014年:マウントゴックス事件で信用失墜
- 2018年:仮想通貨バブル崩壊(約73%下落)
- 2022年:世界的な金融引き締め(約65%下落)
でも、長期チャートを見ると毎回復活して過去最高値を更新しています。

2030年の価格予想|専門家はどう見ている?
正直に言うと、正確な予想は誰にもできません。
ただ、世界的な投資家や機関投資家の予想を参考までに紹介しますね。
2030年のビットコイン価格予想
| 予想者 | 2030年予想価格 | 日本円換算(1ドル=150円) |
|---|---|---|
| ARKインベスト(強気シナリオ) | 150万ドル | 約2.2億円 |
| ARKインベスト(基本シナリオ) | 71万ドル | 約1億円 |
| ARKインベスト(保守的シナリオ) | 30万ドル | 約4,500万円 |
| ロバート・キヨサキ氏 | 100万ドル | 約1.5億円 |
※ARKインベストは2025年4月のレポートで、強気シナリオを最大240万ドルに引き上げています。
(参考: ARK’s Price Target For Bitcoin In 2030)
なぜ上がると予想されているのか?
専門家が強気な予想をする理由を整理しますね。
1. 発行上限が決まっている
ビットコインは最大2,100万枚しか発行されません。
現在すでに約1,980万枚(約94%)が発行済み。残りの6%を発行するのに100年以上かかる設計です。
金(ゴールド)と同じく「希少性」があるため、需要が増えれば価格が上がりやすい仕組みになっています。
2. 機関投資家の参入
2024年1月、米国でビットコイン現物ETFが承認されました。
世界最大の資産運用会社ブラックロックも参入し、年金基金や保険会社など「プロのお金」が流入しています。
3. 半減期サイクル
約4年ごとに「半減期」があり、新規発行量が半分になります。
半減期とは?
ビットコインの新規発行量が半分になるイベントのことです。約4年ごとに発生します。
仕組み
ビットコインは「マイニング(採掘)」によって新しく発行されます。マイナー(採掘者)がコンピュータで複雑な計算を行い、その報酬として新しいビットコインがもらえる仕組みです。
半減期が来ると、この報酬が半分に減ります。
| 時期 | マイニング報酬 |
|---|---|
| 2009年〜 | 50 BTC |
| 2012年(1回目) | 25 BTC |
| 2016年(2回目) | 12.5 BTC |
| 2020年(3回目) | 6.25 BTC |
| 2024年(4回目) | 3.125 BTC |

なぜ価格に影響する?
- 新規発行が減る → 供給が減る
- 需要が同じなら → 価格が上がりやすい
金(ゴールド)の採掘量が減れば価値が上がるのと同じイメージです。
過去のデータでは、半減期の1〜2年後に価格が大きく上昇する傾向があります。
| 半減期 | 時期 | その後の最高値 |
|---|---|---|
| 1回目 | 2012年 | 約1,100ドル(2013年) |
| 2回目 | 2016年 | 約20,000ドル(2017年) |
| 3回目 | 2020年 | 約69,000ドル(2021年) |
| 4回目 | 2024年 | 更新中... |
リスクと注意点|知っておくべきこと
もちろん、リスクもあります。投資判断は自己責任でお願いしますね。
価格変動が大きい
1日で10〜20%動くこともあります。短期で利益を狙うのはハイリスクです。
規制リスク
各国の法規制によって価格が大きく動く可能性があります。
税金が高い(現状)
日本では最大55%の税金がかかります。ただし、2026年以降に約20%へ軽減される可能性も検討中です。 (参考:金融庁 令和8年度税制改正要望)
今から始めるならどうすればいい?
おすすめは以下の3つのポイントです。
1. 少額から始める
まとまったお金は不要。ランチ1回分の金額からスタートできます。 いきなり大金を投じず、まずはお試し感覚で始めてみましょう。
2. 積立で買う
「いつ買えばいいかわからない」なら、毎月定額で積み立てるのがおすすめ。
タイミングを分散することで、高値づかみのリスクを減らせます。
3. 長期で持つ
過去のデータが示すように、ビットコインは短期では下がっても、長期では上がってきた歴史があります。
よくある質問
Q. 今から買っても遅い?
A. 誰にもわかりませんが、過去は「高すぎる」と言われた時期に買った人が大きなリターンを得ています。
2017年に「200万円は高すぎる」と言われていましたが、今は1,400万円を超えています。
Q. いくらから買える?
A. 500円から購入できます。
1BTC単位で買う必要はなく、0.001BTCなど小数点単位で購入可能です。
Q. 暴落したらどうすればいい?
A. 売らずに持ち続けることが大事です。
過去の暴落局面で売った人より、持ち続けた人の方が結果的に利益を得ています。
まとめ|ビットコインの将来性
最後に、この記事のポイントをまとめますね。
ビットコインの実績
- 10年前から約400倍に成長
- 何度も暴落したが、毎回復活して最高値を更新
2025年以降の注目ポイント
2025年以降の注目ポイント
- 米国ビットコインETF承認で機関投資家が参入
- 2024年の半減期効果(1〜2年後に価格上昇の傾向)
- 日本でも税制改正の可能性(55%→20%へ)
専門家の2030年予想
- ARKインベスト:30万〜240万ドル(約4,500万円〜3.6億円)
- ロバート・キヨサキ氏:100万ドル(約1.5億円)

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